泉 天空の湯@江東区有明

泉天空の湯

シングル!(10度未満)の水風呂

有明って九州?って思うけど東京の湾岸地域。豊洲市場先のテニス有明コロシアムの隣。

現在、私のホームサウナです。

都内近郊の様々な評判のいいサウナに「ととのい」を求めて足繁く通っていました。どうしたら、「ととのうねん!」と。

「ととのい」のコツを掴んだあとは、どんな条件のサウナでもほぼOK。サウナと水風呂の温度に合わせた時間調整だけです。ワンセッションからととのいますから、一番安い1時間コースでもOK。

理想は90度以上の多湿サウナと15度前後の水風呂。それに休憩椅子。それ以上はいりません。

ここ、有明ガーデン泉天空の湯は、確実に「ととのう」スペックのサウナと水風呂があります。そして時間制限は特になし。新しいのできれいだし広くて、食事もできる。

サウナに入ったあとはスッキリしてシャッキとしてやる気満々なので、リクライニング椅子なんか必要ないし。(なんとなく、色んな人が使っていて気持ち悪いし)ゴロンとできるダニがいそうな畳もいらん。銭湯にハマっていたときは、必要だった。脱力感で。ここが、ととのったあとのサウナとお風呂の違い。

ここはオープン時、運悪くコロナが酷い時期だった。しかも問題があって温泉なしの波乱の状態でのスタート。そもそも温泉を売りにしていたので、サウナは多分手抜きだろと思い込んでいました。

でも偶然YouTubeで施設内を見て、ええ!サウナがいいじゃないか!

何回か通っているうちに「なんで、江東区民だけに割引やねん!」(東京弁で)という、ありがたい苦情が多々あったらしい。で、江東区以外にもご近所割引が 広げられ、自分の地域も平日タオル付き1,650円が1,200円になりました。江東区の皆様は、なんとタオル付きで税込千円です!

ある意味銭湯サウナよりも安いですし、重要な生ビールは住友系ですので当然大好きなスーパードライ。ハッピーアワー時間は税込500円。

残念ながら、女性側は岩盤浴がメインなのか、水風呂がないようです。でも男女入れ替え日あり。間違って行っってしまったこともありますので行く前はご確認を。たまに定休日もあります。

うっかり料金の高い土曜日に行ってしまったことがあります。せっかくタオルを持っていったのに、タオル付きオンリー価格で割引なし。

しかしなんと、何故か水風呂の温度計が9.8度のシングルでした!都内ではほぼありません。水温計が狂っているのか?後で分かりましたが、ヒーリングWEEKイベント中で特別でした。パンフレットをよく見ますと、毎月26日はいつもシングルだそうです。

有名な池袋の”かるまる”というサウナも都内唯一のシングルで有名で、水をグルグル撹拌する「サンダートルネード」という氷水のような水風呂があります。 再確認しましたが水温自体はほぼ同じ。チラーの性能上それ以下はどうしても無理で、撹拌することを編み出したそうです。サンダートルネードは温度の羽衣を 強制的に剥ぎ取るので、本当に氷水のようで痛くて一瞬しか入れません。体験としては面白いのですが、時間的に深部体温は下がらず、ととのいとは無縁です。

余談は置いておいて。今では2分ほど入って「ととのい」始めたらヨロケながら出て、体を拭かずにドカンと寝たり座るのですが、さすがに1分未満で皮膚が痛 くなり退出。これでは逆にととのわないので、そういうときは脳天にその冷水をバシャバシャ。血液温度を感知するのは脳内の視床下部ですので、とにかく首筋から頭を冷やさないと「ととのい」は難しい。

サウナ学会会員のカプセル式の体温計を飲み込んでの実験データでは、温度計の反応レイテンシー時間を考慮しても、水風呂に入ると毛穴や血管が締まり体温を温存する力が働き、慣性力で深部体温(胃液温度)は意外ですがしばらく上昇します。外気浴を始めて少しすると、やっと深部体温が下がり始めるのです。その 瞬間が、「ととのい」の始まりです。つまり水風呂にある程度長く入る必要があります。20度のぬるい水風呂に仕方なく長く入っていた時に、信じられないほ どととのったことがあります。眼球が上下に細動し、時計が読めませんでした。水温が低ければいいとは言えません。

心筋梗塞が実は気持ちいいという噂があるように、冷水で「痛みに快感ホルモン」を体験するのはいいのですが、ととのいとは別物です。SMの世界でしょう。知らんけど。

逆に120度超えのカラカラの昭和ストロングサウナもあります。これも痛みに快感ホルモンで、これはこれでありでしょうが、乳首や皮膚が痛くて短時間しか入っていられません。水風呂に入った瞬間は声が出るほど気持ちよかったのは事実ですがととのいませんでした。調べると時間的に深部体温を38度に上げるのが難しく、実験では4セット目でやっと38度になるようです。ととのうためにはには4セットやる必要があったわけです。

余談はいい。さて、泉天空の湯の男性サウナ室です。
ドライサウナ室とスチームの塩サウナがあります。男性のスチームサウナはどこも不人気でガラガラ。男性には必要ないかも。まあ、カラカラサウナの最後に入ると仕上がりが違う、肌にいいとの意見もありますが、ここには、湿度の高い最高のサウナがあります。

ドライは、ベンチが3段構造で温度計が3段と1段の高さに2箇所にあり、最上段が90度で一番下が70度。定説通り一段で10度下がるのは正しかったと納得。

入り口は距離のある扉が2つあり、人が入ってきても温度変化なし。他の施設で二重扉のところはなかったような。いつも誰かが入ってくる度に、冷たい風が入って温度が下がって残念な気持ちになりますね。自分も入ってきたのに。

コロナ渦で一段5人ずつ座れるところを、3人、2人、3人と間隔を空けてあったので、精神的安心感と上段からサウナを出る時に降りやすい。高温多湿サウナではコロナ菌は生きれないと思うが。

10分おきに自然対流のオートロウリュ(サウナストーンに自動で水を掛け水蒸気を発生させる)がある。10分以上入ると確実に毎回浴びれる。これでいい塩梅に湿度が保たれていて、90度でもかなり熱い。ただ、もう少し水量を増やして欲しい気もする。同じ90度でも、一時間に一回でも2つのストーブに大量に水を掛ける、横浜のスカイスパの熱波師によるアウフグースの方が湿度が高く熱い。

水風呂は、14.7度で自分には理想的。これだと他人の体温でぬるくなる事はなく、キリッとした冷たさで、なおかつじっくり入れる。プロサウナーになってくると16度でもぬるいと感じますので、これは理想的。

寝れるととのい椅子は3脚。でもいつもいっぱい。他の椅子は異常に固くてお尻が痛すぎる。寝れる浅い湯船があるけど、人気がなくデットスペースになっている。そこを潰してととのい椅子を増やせば最高なんだけど。

お風呂のコーナー(今は興味なし)
天然温泉は黄色っぽい褐色で、東京の湾岸地域特有の海藻系の薄いやつかな。塩分があり水道水よりはええかもやけど、当然かけ流しではなく循環式で殺菌するので好きではない。ただ、なにも含まれていないよりは、不純物には湯冷めしにくい効果はある。あんかけそばが長時間熱いように。

色んなジェットサウナ、炭酸泉(高濃度の特別日あり)、日替わりの入浴剤湯、温度の違いなど種類は多いので、温泉としての利用者が多い。その分サウナーが少なく、水風呂の使用率が低いのはありがたい。

デザインはそっけなく、美的なもやラブホテルのようなバブルなものは一切なし。これはすごい!って見るべき箇所もない。備品類も最小限。ナイロンタオルや歯ブラシなんかはなく、ひげ剃りは別の場所に少し置いてある程度。軽石や固形石鹸なんかあると超嬉しい。そういうのがあるとお客さんへの愛情を感じて心が暖かくなるんやけどね。

一番いいのは、時間制限がないところ。思考を停止しに来ているのに、時計を何回も見る自体が本末転倒になる。2時間制限だと、時間を気にしながら体洗って 3セットやって、もう一回体を洗うと、1時間45分ぐらい経つので、ビールを一気に流し込んで終わり。やっぱりせわしない。たまにはゆったりと温泉に浸か りたいときもある。

簡素な感じやアメニティグッツの少なさは、本当はどうでもいいんです。
高温多湿のサウナと15度以下の水風呂と時間制限無し。ととのいには、それだけで十分最高です。

(過去の投稿を加筆修正しています)

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