銭湯お遍路99湯目 渋谷笹塚温泉栄湯@渋谷区 東京
笹塚と言えば、ホリエモン(ととのい親方と行って、ととのわなかったらしい)のサインのある、サウナーなら100%行っているマルシンスパだけど、今日は近くの銭湯サウナへ。
駅を降りて高速の下をくぐり、10号通り商店街に入る。接骨・はり灸の看板を右に入り、笹塚百人劇場を過ぎるとすぐ。徒歩4分に偽りなし。
サウナは支払いが銭湯のみとは場所別で隣になる。そして初めてサウナに入る時は、まず女将さんの注意事項の洗礼呪文をパンフレットを見せられながら受けることになる。サウナに入る前は身体を洗って、飲み物は自動販売機で買って、バスタオルは青いカートに入れて…。10分ぐらいに感じた。まあ、人はいい感じやし腹も立たん。そうやって品位を保つことはいいことや。
980円で大小タオル付き。
2014年にリニューアルしたらしいけどまだまだ綺麗。ラグジュアリーホテルのサウナのような高級感のある黒を基調としたシックな感じ。
駅から近すぎて、実は行き過ぎてしまい結構歩いた。で暑かったので、まず水通しで水風呂に。バイブラ(気泡)のせいか、24度にしては冷たく感じた。
敷物のビート板を取って、露天風呂がある外に出る。いざサウナ。フックを引っ掛けてドアを開ける。意外にいい感じの温度と湿度。痩せたモンモンさんが一人いた。僕がサウナ、一番の客だったはず。身体洗ったんか?
ガスストーブの真ん前の上段に座る。ストーブがボコボコ言ってる。説明板を読むと、お湯を沸かし蒸気が出るらしい。どっかの銭湯でも同じシステムがあったな、思い出せない。疑似オートロウリュ。ムーンリバーとかタイムトゥセイグッバイとかいやし系のシンプルな伴奏のカバー曲がかかっている。
どんどん客が増えすぐに定員7名がぎっしり。おっさんたちの汗の蒸気で湿度が上がるな。いらんこと考えた。気色悪い。でも、冷静に見渡すと若いやつらばっか。ひょっとして自分が一番おっさんやんか。冷や汗。温度計は天井付近で90度。上段で体感80度ってところ。
説明板ではフィンランド風で少し低い温度らしい。のんびりしたいときはええねんけど、客が多いから、もっと高温にして回転率を上げて欲しくなる。13分ほどでやっと水風呂に入ろうと思う。
で、先程の24度の水風呂。定員は3名。でも先客が二人でいっぱいな感じ。タイミングが命なので、二人の間を強引に入っていったら、一人が上がってくれた。水を掻きながら3分ほどで、やっと「ととのい」がやって来た。洗い場の椅子でしばしニルバーナ。
2セット目。下段しか空いていない。しかもドアの前。サウナは外にあるので、結構寒い。しばらくして上段に座ることができた。でも人が出入りするたび温度がガクンと下がる。温度計が88度になっていた。結局15分もかかって水風呂へ。今度は水風呂のすぐ横の作り付けの腰掛けでニルバーナ。
2時間制限なので、ゆっくり3セットできる。でも3セット目、やっぱりサウナは混んでる。
やめた。折角の温泉だから、お湯に浸かろう。まず、露天のワインの湯へ。紫のきれいな色。匂いはぶどう。ワインというよりぶどうジュース風呂やな。41.5度設定。
さて、内風呂の天然温泉(39度)にジェットが空いていた。大型施設のスパみたいに結構強烈で、水泳で背中がちょうど凝っていたので、めっちゃ気持ちいい。お湯はタイルの色でわかりにくいが、薄い黄緑色の感じ。唇をなめてしまったらしょっぱかった。マルシンスパの井戸水の水風呂と同じ。
隣でジェットをやってた建築職人(顔だけでなんで職業が分かるねん?)のような人が、「これ強烈ですよね」って話しかけて来てくれて、色々話が弾む。銭湯マニアってことで、ここは、上位ですか?結構上位ですよ。
てなことで、今日もスッキリ。ちょっと遠いけど来てよかった。全て言うことなしの銭湯サウナでした。でも、当然ながら人気が高すぎ。
帰る時、男性サウナ混雑の立て看板が出てた。空いてていいサウナはないんかなあ。あるわけ無いわな。