銭湯お遍路97湯目、羽衣湯@渋谷区本町

ここは昔、十二社温泉のあったところと中野坂上の間ぐらいで、住所はぎり渋谷区本町になるが、中野区、渋谷区、新宿区の三区の混じり合った複雑な場所。

「かに道楽」があるので巨大な新宿の入り口でもあるかな。最寄りの駅は、大江戸線の西新宿5丁目で徒歩4分。

西新宿5丁目を降りて、住宅街をクネクネ歩きすぐに到着。品川区の区立スポーツセンターのような丸い建物。6台止められる駐車場がある贅沢な環境。地方ナンバーばかりで、この近辺に来たついでに汗を流しに来たひとも多いのかな。

入り口に、いきなりLGBTさんへの注意書きが。そういう人は才能が豊かで話がうまく好きなんだが、ノンケの自分としては、ちょっと緊張。関西人で短気でもあるので、「なに、さらしよんねん!」って言わないように気を引き締める必要がある。自意識過剰か。

自動販売機はなくサウナ込み料金1,100円を払い、ビニール手提げに入った大小タオルとサウナを開ける鍵をもらう。シャンプー、ボディーソープは無料。

予め調べたが、今日は偶数日なので自称男性がドライサウナ。奇数はスティームの塩サウナ。スチームは汗がどれだけ出たか確認できないし、熱いだけで長くいれないので深部体温を上げるのは難しい。サウナとは別物。

階段を上がると普通のサウナ施設並に広い。男女がフロアで分かれているので、普通の銭湯の倍ぐらいの広さ。これはいい。

体を清めて、今日もめっちゃ暑いのでまず水風呂で水通し。結構冷たい。15.4度表示。いざ、サウナへ。

モンモンさんとお年寄りだけ。僕を入れてモンモン率67%。モンモンより年上なので、儒教的に気を使ってスペースを空けてくれる。男性との友情を求めるひとはいない模様。

地域的にちょっと違うと思うけど(浅田次郎が中野区出身で江戸弁にこだわっているから、ここも下町と言えるのか?)江戸っ子風の喋りの老人が、とんかつを食べて胸焼けするようになった話をして、モンモンさんが、最近カレーでも胸焼けしたってそんな話をしとった。有名な油で揚げた、たこ焼きでも胸焼けするので同感。

一言で言うと、新宿で働く、様々な人間模様のある、常連さん達のサウナ銭湯。でも、新参者にも優しい。

昔はサウナ内で話をすると、「うるさいよ!」って腹が立った時もあるけど、「ととのい」を知ってからは、サウナは深部体温さえ上げればいいので、自分も喋りたい派。気にならないし、話に参加したくてちょっとウズウズした。

一般的なガスストーブで、めっちゃ乾燥しているわけでもないが、サウナの温度計ではほぼ100度。温度計より結構ベンチが低いので90度ぐらいか。でも対流しているので90度より熱く湿度の低い不快なサウナ。不快さには快楽ホルモンがドバドバ出るので問題はなし。8分で水風呂へ。

あれっ?ぬるい。温度計が壊れているのか実際は18度ぐらいか。これは3分必要かな。バタフライや平泳ぎのキャッチ(水をとらえる)の動作練習をしながらかき回して、温度の「羽衣」を剥がす。

やっとととのいだして、ちょっと離れた休憩場所へ。結構広い。でも、僕ひとりだったので、なんか落ち着かない。多いといイライラらするけど、適度に人がいないと逆に不安になる。

サウナーがいなくて、みんな水風呂にはサッと入るだけで、休憩もしない。サウナリテラシーが低いと人生大損やで。まあそれで満足しているならそれでいい。昔の自分もそうやった。

2回目はサウナと水風呂のすぐ近くに、小さな露天風呂の椅子を発見し、そこでニルバーナ。外気温が結構暑かったけど。

3回目も同じく露天風呂で、深くニルバーナ。

ビールを飲みたかったけどなかったので、駅に向かう途中のコンビニでスパードライを買って思いっきりグビグビして、大満足。

広くて洗い場が多くお風呂もジェットや電気風呂や露天もある、リラックスできるサウナ銭湯でした。

2時開湯に行くと集中するので、3時頃行くとサウナも空いていて最高かも。

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