銭湯お遍路96湯目 狛江湯@狛江市

ハートランド小瓶600円
銭湯料金込サウナセット(大小タオル付)1,200円
石鹸類、ドライヤー無料

狛江駅南口から住宅街をクネクネしてたらあっと言う間に到着。アップルウオッチで200メートル。

ここもブルーボトルコーヒーを設計した長坂常氏の作品。銭湯では錦糸町の小金湯湯に続く作品かな。

さすがに小金湯に似ていて、タイルを剥ぎ取ってコンクリートを剥き出しにする半建築と呼ばれる、そういう無骨なカッコ良さがある。

お昼の12時から営業していて、若いスタッフが受付。当然感じが良い。やる気のない下町の年寄りの番台とは大違い。音楽はないが、それもまた良し。バーカウンターと外にも飲むスペースがある。

お風呂は興味ないけど一応報告しておく。炭酸湯と熱湯、ジェットバスのシンプルなお湯。

サウナは11名定員かな。理想的な天井の低くさ。三段目に上がる時は頭を打つのでご注意を。ストーブはフィンランドのSAWO。巣鴨湯とおんなじや。

温度計は顔あたりで88度。ストーブ前の最上段は壁が麦飯石なのでその輻射熱もあって体感的に100度近い。

オートロウリュは、時間は短いが勢いよく水がかかり結構な熱さ。でも頻度が少し少ない。ちょっと湿度が足りないかな。惜しい!許容範囲ではあるが。

テレビはなし。時計は砂時計のみで、誰が回すねん?って事になるのであまり意味はない。時間を考えず、熱さを感じる事に集中する志向なんだろう。

ブルース・リーの Don’t Think, Feel ! 考えるな、感じろ!の世界や。

水風呂は15度。キリッとしていて一番好きな温度。顎まで浸かって一番リラックスできる90センチくらいのベスト深さ。ゆったり3人が入れる。

設計的に偶然だと思うけど、目の前に秒針付きの12時間の時計が見えるので、時間を計れてありがたい。15度だと2分ぐらいがちょうどいい。16度だと人が頻繁に入るとすぐに温くなって、気持ちよくなりすぎて長く入りすぎるので危険。この1度の差が結構大きい。

ととのい場所は、外気浴スペースはないが、すぐ近くに数多い椅子が。ありがたいことに上部から気持ちいい冷風が送られている。椅子を洗い流すジェットホースもちゃんと完備。これは重要。使ったあとはちゃんと流すのがエチケット。

地域的にサウナが少しお高いので、混んでないと予想していた。予想通りでいい感じ。ほぼ全員サウナハットをかぶっていて、本格的なサウナーのみだった。ゆったりと久しぶりに3セッションを堪能させていただきました。顧客満足度はかなり高いと思う。特に「2時間制限です」という言付けもない。

僕より年上は1人だけで、ほぼ学生って感じだった。サウナを覚えるの早すぎやろ!とも思うけど、人間は年を取るとどんどん癖が強くなって不快な存在になる。変な人がいなく快適な環境だった。

で、ビール。地ビールが売りなんだけど濃い味は苦手なんで、ハートランドにする。ちょっと調べたら、キリンビールが作っていて、元はアメリカのイリノイ州のビール。麦、ホップ共に100%。

小金湯でハートランドの生を飲んで、こんなうまかったんか!と思って気に入っていた。今回は瓶。生と同じ様にスッキリしていて、その上に日本にはない異国のテイストを感じる。村上春樹風にキザに言うと「悪くない」。ただ自分で冷蔵庫から取り出しての600円はちょっとお高いかな。

常に言っていることやけど、施設が良くても混んでいたら、リラックスを求めているのに本末転倒。お客さんが少なめの狛江湯は最高かもしれない。この地域はアパートがあまりなさそうで、お風呂がない家はゼロと思われる。銭湯自体がちょっと贅沢な非日常の世界なので安くする必要はないのかも。

どの銭湯サウナが最高か?これは、松本人志の採点以上にどんどん難しくなっていく。

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