銭湯お遍路91湯目、五色湯@目白、豊島区

サウナ=10名用100度
水風呂=2〜3名用16度
ロウリュ=なし
外気浴=椅子が4脚と寝れる椅子が一脚
サウナ料金=400円小タオル付き(ありがたい)

銭湯=500円
お風呂=40度白湯、ジェットバス、44度シルク
水=地下水(循環型)
シャンプー・ボディーソープ=無料
ドライヤー=1分10円
ビール=なし(目の前に酒屋あり)
備考=大きなロッカーが10個あり



久しぶりの新規開拓。創業70周年となる2022年9月15日にリニューアルされ、少し前に「サウナを愛でたい」でもやってたけど、やっと行けた。

素晴らしいネーミングの五色の由来。近くの目白不動は、江戸の五不動尊。目青・目黄・目赤・目白・目黒の5色の不動尊が都内にあり、その一つです。マラソンに夢中な頃、仲間と一日で走ってコンプリートしたことを思い出しました。

椎名町駅からすぐだけど、湯が沸くまで時間があったので、山手線で一番上品な目白駅から歩くことにした。目白通りを山手通りに向かってしばらく真っ直ぐ。

目白通りは上下一車線ずつで細く、駒沢通りみたいな感じ。珍しい甲冑の店や染め物の店や行列ができていた洋菓子店など、なかなか趣のある通り。聖母病院入り口のバス停の先のセブンイレブンを右に曲がり住宅街へ、まさに駒沢通りの祐天寺あたりの住宅街の感じ。四角い煙突を探しながら、偶然到着。アップルウォッチによると1.4キロ。

それでも、まだ時間が余っていたので、椎名町駅すぐの長崎神社に。今日のサウナが素晴らしくととのいますようにとお願いしました。ほんと一期一会ですサウナも。施設と自分の体調や気分で、入る時間をうまく調整しなければ、ととのいが得られないときがあります。

神社には、「日露戦役記念碑 元帥 公爵 山縣有朋 書」という立派な石の碑が立っていました。司馬遼太郎の坂の上の雲ですね。我が現在の地元、勝どきも日露戦争戦勝記念に渡しが始まったのが勝鬨の由来です。

余談はいい。
やっと沸きました。入り口の暖簾の色合いや文字が素晴らしいデザイン。ワクワクする。受付は明るくいい感じ。やる気満々。これ重要。どうも東京の東側の下町方面は常連以外には冷たいし、あいさつもしないところも多い。

ここも今井健太郎氏の設計。黒を基調とした和風。なかなか好きなデザイン。風呂の窓には5色のステンドグラス。壁面には、白いタイルに書いたペンキ絵かな。カラフル。昔からあったものを生かしたような感じ。お風呂は、ジェットバスふたつ、40度の中温、44度の高温のシルク湯。

で、サウナはガスストーブで、オートロリュなし。温度は上段の頭辺りで100度の高温。刺すようなカラッカラではないが、昭和ストロングタイプ。一応、小さな鍋で薬草を沸かしているらしいが、100度の飽和水蒸気量には全く足りず。

今井健太郎さんはサウナに興味がないのか、ランニングコストを考えてか、なにかしがらみがあるのか、いつも同じガスストーブが使わている。

施設によっては、このガスストーブのことをコンフォートサウナって謳うけど、どこがコンフォートやねん、めっちゃ不快やん。サウナ嫌いになるわ。

今井健太郎さん、今どきロウリュのないサウナは流行りませんよ。

サウナーにとって、コンセプトや物語、デザインより、一番必要で重要なのは、「湿度・蒸気」です。ロウリュ!

サウナ室に入ってしばらくして気がついた。ビート板を忘れた!で、外に出るとない。仕方なく戻り、隣の人にビート板はどこにあるのですか?って聞いたら、真っ直ぐ行って右側の水風呂の前にあると。しょうがない、もう一回出てビート板を取りに行く。そして、執拗に水で流す。

これ結構重要で、毛穴から雑菌が入って毛包炎になったことがある。膿で大きく腫れ上がって、切開した。出たり入ったりで、14分入る事になった。

で、水風呂。バイブラが付いているが16度。心地はいいけど、ちょっとぬるい。ととのい出すまで約3分かかった。もう1度低いほうがいい。キリッとして清潔感もあがる。回転率もあがるし。

すぐ近くのドアを開けると、外気浴スペースがあり、ととのい椅子にドカンと座る。心地いい。不快なサウナと長時間の水風呂で、皮肉なもので結果的には深く長くととのう。しばらく起き上がれない。不快からの安堵感の差が良かったのか。

2セット目は、ストーブ前の上段に座る。顔面が熱すぎて降参。ストーブから離れる。サウナ12分。湿度が低いと、このくらい長時間入らないと、深部体温は上がらない=ととのわない。

今回は水風呂は2分で、ととのい出す。外気浴スペースはいっぱい。でも、少しお尻が痛いが、タイル張りの腰掛けが風呂内にある。

恥ずかしいほど甘みもバッチし出て、十分満足したので、雑菌を洗い流し帰ることに。ロビーには残念ながらビールはなし。でも、目の前に酒屋があり、灰皿と腰掛けもあるので、そこでビールを飲みながら小休憩。

ほんと、ロウリュさえあれば最高だったのに。残念!

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