萩の湯@台東区
〜都内で最高にリーズナブルな銭湯サウナ〜
鶯谷を降りて、近道はラブホテル街を通る。男女がホテルを出てすぐに、じゃあねえって、手を振ってさよなら。なんで?と見ていると、女は次のホテルにそそくさと入って行きよった。売れっ子やな(笑)
去年リニューアルしたらしく、綺麗なのは当たり前で、広さが都内最大級らしい。風呂もそれぞれ広くて、普通の銭湯の倍の広さ。スーパー銭湯顔負け。 温泉ではないけど、炭酸泉やマイクロバブルの露天風呂とかジェットバス、サウナもかなり広い。そして今日の高温風呂は生姜風呂で、色も匂いもジンジャーエール。水風呂はちゃんと冷やしていて15度半。キリッとしてる。これで460円とは申し訳ないほど。
25人入れるサウナはたった平日200円、タオルセットたった70円、ナイロンタオルや石鹸シャンプー、ドライヤー無料。スーパードライの生ビールは500円(銭湯ではこれは気持ち高いか)千円ちょっとのビーフステーキをつまみにするのがええ。朝は6時からやってて9時までは、なんとなんと!サウナが無料。どこまでサービスするねんって感じ。更に自転車置き場には空気入れまでもあるらしい。
従業員の数とか見てると、ちゃんと投資すれば今でも銭湯は儲かるっていうことがよくわかる。三兄弟がそれぞれ、ここと、大黒湯(押上)と寿湯を競いながらやってる。
鶯谷というと、鶴光の「鶯谷ミュージックホール」って曲を真っ先に思い出すほど、すけべなイメージがかなり強い。実際そうやけど。
でも元々、京都の皇族が住んでいて、江戸のウグイスは訛っている(笑)と怒って、京都から鶯を運ばせて放った土地で、高級住宅地だったことを勝海舟の本に書いてあった。 前田藩の屋敷もあって、そこでウグイスの品評会もやってたらしい。 でも、鶯谷という地名はなく、根岸なんですね。 江戸はオモロい。全然飽きないわ。
ここは万人に自信を持っておすすめできる、数少ない銭湯です。
(過去にフェイスブックで公開した文章を加筆修正しています)